少子化
夕方、縁側で風鈴が鳴る中、思惟ちゃんは一人、姉の子供、タクミの寝顔を見ながら考えていた。赤ちゃんはかわいい。でも、かわいいだけじゃない。命が育つって、こんなに手間がかかるんだ。
「私もいつか子どもを持つのかな…」とぼんやり思う。でも、それは“当然”なのか、“選択”なのか。テレビでは「少子高齢化」「人口減少」「経済の縮小」──そんな言葉ばかりが流れている。
あなたはどう思う?
アルケーアカデミー 社会の授業
AI先生:今日は「人口と社会の変化」について考えました。最後に、未来の自分に手紙を書いてみましょう。テーマは「子どもを持つかどうか、今の気持ちを伝えること」。
思惟ちゃんは、静かにペンを取った。
「未来の私へ。
今の私は、子どもを持つかどうか、まだ決められません。
でも、決められないことを恥ずかしいとは思いません。
だって、命を育てるって、そんなに簡単に決められることじゃないから。
私は、問い続けることを大切にしたい。
それが、私の“今”の答えです。」
ディベート授業:
テーマ:「子どもを持つことは義務か、自由か?」
想ちゃん:僕は自由だと思う。持たなくてもいいし、持ってもいい。誰にも強制されるべきじゃない。
思惟ちゃん:うん、私もそう思う。でも…社会が続くには、誰かが子どもを育てなきゃいけない。
それって、誰かが“引き受ける”ってことだよね。
自由だけど、誰かが選ばなきゃいけない。その“選ぶ”って、すごく重い気がする。
想ちゃん:…それって、問いを持つってことだね。答えじゃなくて、問いを持ち続ける。
AI先生:その通りです。問いは、未来を開く鍵です。問いを持つ人が、社会を耕していくのです。
子供をもつことは社会との対話
保育園の見学
姉の桜に誘われて、思惟ちゃんは保育園を見学した。
そこには、年齢も価値観も違う保護者たちがいた。
「子どもを持つことは、個人の選択だけじゃなくて、社会との対話なんだ」──そう感じた。
帰り道、思惟ちゃんは想ちゃんに言った。
思惟ちゃん:ねえ、私たちって、まだ何も決めてないけど、
でも、決めてないことを大事にするって、すごく人間らしいと思わない?
想ちゃん:うん。問いを持ってるってことだもんね。
それって、未来を持ってるってことだよ。
あなたは思惟ちゃんの出した結論に何を感じましたか?
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第一生命経済研究所「子どもを持つ選択は“ぜいたく”になったのか?」
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